今年の新人戦には、U11から2チーム登録にて参加。
昨年夏より、全選手のベストな成長を考え、2チームに分け、これまで積み重ねてきました。

その名も、フレストCAビアンコとフレストCAネロ。

クラブの意図・想い、各チームの特性を伝え、
選手自身の自主的な選択制を元に、チーム編成。

先日、フレストCAネロが開幕するも、奮闘惜しくも敗退。(フレストCAネロの新人戦レポート
その意志を引継ぎ、いよいよフレストCAビアンコの新人戦がはじまりました。

フレストCAビアンコ/1次予選突破

【日程】2020年9月12日(土)
【場所】なまずの郷運動広場
【対戦】宗像CP/湊坂

この日は、夜中かから降る雨で、かなりピッチコンディションの悪い中での開幕戦でした。

フレストCAビアンコの強みは、一言で「ヤンチャ」。
3年生、4年生、5年生のミックス編成でちびっこ軍団ですが、とても個性豊かなのが特徴。

ビアンコの強みでもある高いアジリティを活かした、
すばしっこいサッカーを目指しましましたが、
この日は、ピッチコントロールに終始悩まされ、フィジカルに優れる相手に前半から劣勢。
三発の決定機をそのまま決められ、前半折り返し、0-3。

折れかかった心をハーフタイムで、立て直し。
コーチと一緒に冷静に前半を振り返ります。

「ミスよりも出来たところを見てみよう。一人一人聞くから答えて。」
自信を取り戻しだしたこところで、

「じゃぁ、後半のプランを考えよう。
後半何分ある?逆算してどこでボールを奪ってどうゴールにつなげるといいかな?」

メンタルセットが出来たのか、緊張感も薄れ、後半はスピードアップ。

同点こそ届きませんでしたが、小さな体を大きな相手にぶつけ、チーム全体に繋ぎ、2点を跳ね返しました。負けはしましたが、手応えあったのか、すでに次戦の戦い方をみんなと話し合っていました。逆境に対する素晴らしい跳ね返す力をみせてくれたメンタリティに成長を感じ、感謝。

2試合目は、相変わらず悪いピッチコンディションでしたが、
勢い持って、前半から4−0で折り返し。

しかし、、、監督からハーフタイムで喝が入ります。

「前半の戦い方は、今のベストの戦い方か?どこかで満足していない?
実に退屈、、、。常にチームが個人が成長できるよう試合を進めよう。
まずは、後半のスコア目標を立てよう。決まったら、、、、」

後半スコアは、さらに4点を加え、結果8−0で勝利。

【1次予選結果】
●第一試合 2-3負け
●第二試合 8-0勝ち

目標スコアには届きませんでしたが、前半よりさらに緊張感を持って、最後まで全員でやり抜きました。ここでも、自分たちがたてた目標達成に覚悟持ってみんなでチャレンジする姿とそのメンタルティの成長を感じる試合でした。

無事2次予選へ進めることが出来ました。2次予選は、連戦となります。

フレストCAビアンコ/格上強豪チームとの熱戦。

【日程】2020年9月13日(日)
【場所】なまずの郷運動広場
【対戦】舞の里/二日市

2次予選抽選結果は、技術、フィジカル共に筑前地区でもトップクラスとのパートに。
さらなる成長を楽しみに連日からの二次予選スタート。

フレストらしく、選手主体のミーティングを重ねながら、
それぞれの役割を確認していました。

技術ある相手に対し、カバーリングの意識も高く、決定機を作らせない。
小さなミスから失点するも、なんとか集中力を持続させながら、相手チームをイライラさせる。
その中で早いパスを繋ぎ、狙い通りのカウンター発動。一矢報いることも出来ました。

選手は、大きな自信を掴んだようでした。
フレストが求めるサッカーモデル『賢取速攻』を垣間見るワンシーンでした。

気を取り直して、2試合目、3位決定戦にのぞみましたが、奮闘及ばず、、、、
ハードワークするものの、一瞬一瞬の部分でまだまだ足らず、結果大敗を喫し、
決勝トーナメントに進めることが出来ませんでした。

【二次予選結果】
●第一試合 1-3負け
●第二試合 0-9負け

情熱を持つことの大切さ。

新人戦を終え、次のステージへ上がるためのポイントとして選手たちと話したこと。
それは、成功者に共通するマインドついてでした。

●サッカーをもっと馬鹿好きになること
●サッカーにもっと情熱を注ぐこと

一つの事例として、宇佐美選手のジュニア時代のエピソードを話しました。
また、流行りのオンラインゲーム(フォートナイト )において、
自分のレベルアップのために、自らユーチューブ見て研究したり、
毎日ゲームしながら考えて何度も何度もチャレンジする事例になぞらえ、お話ししました。

大好きなサッカーの気分転換でゲームをするのか、
ゲームの気分転換でサッカーをするのかが大きな違い。

それは、これからの練習の学び具合にも関わってくる。
同じ練習でも、本気で自分の成長のために考えれる選手は、
見えてくるもの、気付くものも違います。

コーチも負けることは、とても悔しいし、悲しい。
だからこそ、さらにレベルアップするために、
今後のトレーニング方法や指導方法を見直す。

みんなはみんなで、しっかり向き合って、
どんな準備をこれからしていきたいか、何が通用して、何が足らないのかを気付く。
もっとサッカーを通して、成長する自分を楽しんでいこうというお話しでした。

結果はともあれ、素晴らしい経験と成長を得ることは出来ました。
本当にありがとうございました。

しっかり休んで、新たなスタートを切っていきましょう。

Pound the Rock.
Disobey.

フレストCA代表監督
いまだ唯仁